『さよらなエトランジュ』の最後のシナリオ片緒ケイ編クリア。

ケイ編をクリアしました〜！
このシナリオを一言で言い表すなら・・・。

『さよらなエトランジュ』というゲームの集大成。

ですかね。
透が２００年の眠りについていた冷凍睡眠者であるという事がハッキリと浮き彫りにされ、冷凍睡眠にされるまでの経緯がこのシナリオでようやく明かされます。
このゲームに触れようとする人が居るなら、その人にはやはり、このシナリオは是非最後にプレイする事をお勧めします。
プレイする順番としては、最初は、晴香編→杏編という順番でクリアして『さよらな』の意味を十分に味わった後、奈緒編で「過去という物は、忘れてはいけないし、引きずってもいけない。そして、過去は過ぎ去ったものだ、と受け入れなければならない。」という事を理解し、最後にケイ編をクリアして残った謎を解明する。
という感じですかね。

『さよらなエトランジュ』ワンシーン抜粋

ある晴れた日、体の調子も良くなっただろうからもう研究所の外を出歩いても良いと柊子に言われた透は、晴香の誘いで街を案内してもらう事になった。
色々巡って最後に川原に辿り着いてのんびりとしはじめた頃、白い帽子が何処からか飛んできて池の近くの木に引っかかった。
振り返ってみるとそこに居たのは男の子と女の子の子供二人で、女の子の方は「帽子取れない」と泣きじゃくりだしてしまう。
そこで晴香が木に登って取って来ようという話になるのだけど、不運な事に枝が折れ彼女は木から落ちてしまう。
間一髪で透が抱き止め直接の落下は免れたものの、勢いは止められず晴香は池の中に落ちてしまう。
心配する透だったが、彼女は照れ笑いでこう言った。
「帽子なら投げたから大丈夫だよ」
あっけに取られる透。

なかなかに優しい雰囲気のゲームでした。
どうやらこのゲームは原画担当の雨音響さんが企画したものらしいので、今後は雨音響さんの係わる作品に注目していきたいと思います。